LoR感想(20/5/15リリース分)

 色々とリソースを削らられてなかなか表に作品を出せない今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。順調にタスクが溜まっている。
 裏でゲームをプレイしてTwitterに端的な感想を流してそれっきりというのも寂しい、というかそういうのもちゃんとサイト更新コンテンツとして利用すべきでしょ、という自分からのご指摘を受け、ちゃんと感想を書いていこうって感じです。

 そんなわけで「Library of Ruina」の20/5/15リリース+更新分の感想です。ストーリー関係はタイトル部分をクリックすると読めます。そんなに大したことは書いてない。

全体として

 期待を大幅に上回る完成度。アーリーアクセスなのでシステムのチェンジも結構多いですが、それも含めて高評価ですね。
 ユーザーの意見はきちんとフィードバックする。一方で自分達がやりたい事はきちんと筋を通す。とても良い。
 日本ユーザー的には最初から公式の日本語訳がついているのが良いですね。LCでは複数人によるファンメイドという事もあってどうしてもブレが散見されたんですが、そこをきちんと依頼する事によってブレ、公式の意図と大きくずれないように訳するのはとても良い。
 強いて言えば本を集めるのがちょっと大変な事が気になりますかね。バージョンアップでドロップする本の数が増えたんで、大分マシになりましたけど。

バトルシステム周り

 実は忙しかったこともあって最近のトレーラーはほとんど見てなかったわたし。どういうシステムになってるんだろうとワクワクしながらやったら、なんとTCGでした。
 イニシアティブダイスに寄る行動順の決定、それによるターゲッティングの割り込み。選んだページごとにダイスを振って決まるバトル結果。本を燃やして得るバトルページ。コアページにバトルページをセッティングして接待へ。
 一応、かじった程度ではありますが、TCGもたしなんでいるわたし。すんなり受け入れて楽しくプレイしました。
 公式もフィードバックを受け、頻繁に更新してくれて、最初のバージョンからかなり分かりやすく/遊びやすくなっています。大好きよこのシステム。

グラフィック

 全体として厚塗りのようなタッチ。それにしてもイラスト担当の方めちゃくちゃ筆が速いなと思わせる量のグラフィック。LCから頭身の上がったバトルキャラは可愛くもかっこいいし、挿入されるスチルも大好き。ページのイラストも世界観を広げていて大変良いですね。
 特に好きなのが背景で、光の表現が最高。技術科学の階の戦闘背景がめっちゃくちゃ好きです。
 ただ解像度が高くて大きいサイズの画像を動かしているのか、戦闘になるとかなり重くなるのがちょっと残念ですね。背景を動かさないオプションの実装が待たれる。

サウンド

 MiliによるOPを始め、サウンドが世界観にマッチしていて素晴らしい。BGMが全体的に短いのか、聞き疲れが発生しやすいのはちょっと気になるけど、そもそも同じシーンに長くいる事が多いので、聞き疲れやすいのかもしれない。あとわたしが同じ階を使い過ぎ。
 各指定司書、各階、戦闘の感情レベルごとにテーマ曲があるの大変良き。
 ボイスもキャラのイメージにぴったりあったものばかりで大変良いですね。クラウドファンディングが大成功しただけはある。
 韓国語なんで何を言ってるかはなんとなーくしか分からないですけど、声の演技が付いた事で、「この台詞をどういう感情で言っているのか」が分かりやすくなったの良いですね。

 ソロで活動しているフィクサーのローランが、本来入れないはずの図書館に迷い込んでしまい、その謎を解明する間、アンジェラの手足となって働くという出だし。
 有能なAIながら長らくL社に閉じ込められていたので無知なアンジェラちゃんと、下っ端雑魚ムーヴをしながらも博識なローラン君の対比がいいですね。L社での事情をあまり知らない事、本人の「それはそれで、これはこれだ」という信条も相まって、アンジェラちゃん寄りの立場で話してくれているのも新鮮。
 アンジェラちゃんの願いである「たった一つの本」を探すため、招待状を出しまくるローラン君がどんどんノリノリになってきているのも結構面白い。君、だんだん面白くなってきてるでしょ。
 招待状によってどんどんあの世界の輪郭が浮かび上がっていくのも良いですね。裏路地のネズミ達から始まって、小さな事務所、ツヴァイ協会へとどんどん世界が広がっていく。20/5/15VerではR社の片鱗が出てくるところまでが実装されていました。
 招待状を受け取った相手の事情が見れるのは、プレイヤーとしては面白いんですが、差し迫った事情とかも見えちゃうんで良し悪しですね(ローラン君が言及してた)情がわいてしまう。
 個人的には「あ、推しカプ」と思った瞬間、引き裂かなきゃいけないのが結構背徳を感じています。

 マルクトちゃんの階。L社では不安定かつ先走ったところが多かったマルクトちゃんですが、とても成長している事を感じられます。
 焦ったまま行動しても実りは少ない。ちゃんと出来る事をやらないといけない。そういう観点で行動できるの、もう感動しますよね。
 攻撃する時に笑っているようにも見えるのがとても好き。豪快に生きてほしい。

 変わってないなーという印象。元々の行動スタンスに変化がないからかもしれない。他の三人と比べても、過去の会社の目的を達成したい科学者としての発言が多かったですね。
 ローラン君のネクタイを締め直すスチルに大変興奮しました。なるほど。そういう事をするのか君は。

 びっくりするぐらい可愛い。ローラン君が話しかける度に画面の向こうから威嚇してしまう可愛さ。
 自身の行い、特に裏切った事に対して後悔を見せ、「良い人」であろうとし、だからこそアンジェラを憎み切る事が出来ない。苦悩の人ですね。攻撃する時に顔を曇らせるのも、そういう後悔やためらいがあるからでしょう。

 LCから一番変わった感じがあるのがこやつじゃないでしょうか。俺粗野から、公式の意図を反映して僕敬語へ。正直興奮した。
 以前のように無気力になり、酒を飲み明かすも、本質はちゃんと成長しているな、と感じました。自分自身が殺してしまう事に対する抵抗、反発をきちんと口にしている。それでも逆らえないから酒を飲むんでしょうけど。

 どうしてセフィラがアンジェラちゃんに協力しているのか? という答えが各階を成長すると時々挟まる回想にありました。
 あの後、光の七日間において、光が欲しいアンジェラちゃんと渡したくないセフィラ達の間で戦闘があったんですね。容赦なく速攻で潰されたと思っていたから結構粘っていてびっくりしたわ。
 ビナーさんがセフィラを裏切った……というかAの行動を肯定する形でアンジェラちゃんの味方をしたのは想定内でした。まああの人ならそういうことするよね。肯定する者としての「母親」であるビナーさんに対しての、たしなめる者としての「父親」であるホクマーさんが実に印象的でした。
 アンジェラちゃん+ビナーさん+抽出チームの職員+幻想体に対し、セフィラ達の抵抗はかなりの善戦を見せましたが、ついに追い詰められてしまった。そこでアンジェラちゃんがお互いに中途半端は嫌だろうからと取引を持ち掛けたのですね。
 上層+ホクマーさんの研究者組はアンジェラちゃんに反発して反対した一方、中層の三人はそれぞれの理由から賛成。そこからアンジェラちゃんへの意見に対して「保留」という形で取引を飲んだと。
 光が再度満たされた段階で取引は終了、再度アンジェラちゃんに反抗するもセフィラ達の自由、と。プレイヤーがローラン君、アンジェラちゃんサイドである以上、最終的にセフィラ達と戦う事になりそうでちょっと怖いなぁ。
 全員の意見に対して納得出来る部分がありつつも、アンジェラちゃんコミュニケーション下手だなぁというか、Aの悪い部分を引き継いでるなぁという印象。何も最初から高圧的に出なくても「生きたい」っていう理由を話せばホクマーさんは協力的になってくれたんじゃないだろうか。それか光の七日間が終わるなりセフィラが眠るなりしてから行動に出ればよかったのでは?

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